土地は分割して相続対策をしよう

土地は分割して相続対策をしたほうが良い場合があります。
たとえば、路線価の異なる2つの道路に面している土地を持っている場合です。

土地は相続税の算出時、路線価が基準となりますので、分割の仕方によっては評価額が異なってきます。
これをうまく利用して、有利な分割方法を検討するようにしましょう。

相続税の計算は人ごとに行われる

相続税の計算というのは、最初に相続人ごとに課税価格を計算後、その課税価格を合計します。

その合計額を基に、相続税の総額を計算することになるため、相続税を計算する際の財産評価というものは、相続によって財産を取得した「人」ごとに計算をすることになります。

つまり、仮に相続が発生した後であっても、路線価の異なる2つの道路に面した土地がある場合は、分割を工夫することによって、それぞれの相続税評価額を引き下げることが可能となっています。

どのように土地を分割すれば得をするのか

路線価の異なる2つの道路に面した土地を一人で相続する場合、その相続税評価額は

「(路線価A+路線価B×0.05)×土地(㎡)」

という計算式で算出されます(路線価Aを高い価額、路線価Bを低い価額とする)。

しかし、この土地を二人で分割し、相続した場合は

「路線価A×土地(㎡)・路線価B×土地(㎡)」

という2つの計算式によって算出されることになります。実際に計算を当てはめてみるとわかりやすいのですが、下記のような場合、評価額が半分以下に下がることもあるのです。

路線価Aが80万円 路線価Bが10万円 220㎡の土地を所有しているとき

  • (80万+10万×0.05)×220㎡=1億7710万円
  • ①80万×90㎡=7200万円 ②10万×130㎡=1300万円 ①+②=8500万円
  • ただし、不合理分割は認められていない

上記のような分割をする場合は、2つの路線価の金額の差額が大きければ大きいほど評価額を下げることができます。

また、路線価の大きい道路に面する土地の面積を少なくすればするほど、評価額が下がることになります。

しかし、分割した土地は両方が宅地として利用できるだけの面積が必要とされていますし、あまりにも不合理な土地分割が行われた場合には、分割前の土地をそのまま課税評価し、各相続人の分割した面積をもとに按分することになってしまいます。

土地分割をうまく利用することは重要ですが、あまり露骨な分割をしてしまうと税務署側も黙ってはいませんので、地域の専門家に相談するなどして、慎重な土地分割を行うようにしましょう。

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