【保存版】家族が死亡したときの手続き|葬儀の流れ

はじめて家族が亡くなったとき、悲しみに暮れる間もなく葬儀など必要な手続きに追われる方が多いでしょう。

人生で何度も経験する機会がない家族の死。心身ともに傷ついているのに、慣れない手続きが余計ストレスに感じてしまうかもしれません。

今日は、家族が死亡してから葬儀を行うまでの手続きについてご紹介します。

時系列で順番に説明をしていきますので、必要な個所があらかじめわかっている方は該当手続きの部分をお読みいただけたら幸いです。

家族が亡くなった!まずやるべきことは

家族の死

関係者へ死亡の連絡

関係者へ家族が亡くなったことを伝えます。どこまでご報告をするか迷うところですが、下記の方に連絡をとります。

1. 親族や葬儀社
2. 故人の関係者(友人、知人、会社関係、学校関係)
3. 遺族の関係者(友人、知人、会社関係、学校関係)
4. 隣近所・町内会
5. その他お世話になった方など

連絡手段は特に決まりはありません。親族や故人と親交が深かった方には、まず、電話などで訃報の一方を入れ、葬儀などの詳細はのちほどご連絡を差し上げることになります。

葬儀社への連絡

家族が亡くなる経験なんて人生で何度も経験することではないので、どの葬儀社に連絡をしたらよいのか迷ってしまうこともあるでしょう。病院でも葬儀社は何社かご紹介されると思いますが、病院で紹介される葬儀社が必ずしも良い業者とは限りません。信頼できる葬儀社かどうか自分の目で確認をしておきましょう。

なぜ、病院で紹介される葬儀社が良い会社とは限らないのか?

病院から紹介される葬儀社は割高な料金設定の場合があります。理由は病院への紹介手数料が発生するため。病院もボランティアではないので、提携葬儀社を紹介すると紹介料がもらえる契約を結んでいる場合が多いです。このため、直接依頼をするよりも料金が割高になってしまうことがあります。

また、葬儀社によっては見積もりを細かく提示せず、追加料金が発生してしまうケースも。ご遺体の保管用ドライアイスやご遺体搬送費などが追加料金を請求されることもよくあるようです。

さらに強引な葬儀社だと、葬儀の希望を伝えても家族葬や一日葬には対応していない会社もあります。高額葬儀しか取り扱わず、依頼者の希望よりも自社の売りたいサービス説明ばかり。自分たちの希望をよく聞き入れてもらえない葬儀社は故人の想いをカタチにすることは難しいと思うので、私はこのような葬儀社は避けた方が良いでしょう。

見積もり書

見積もりを取り寄せて比較検討することが大切。明細が細かく記載されていなかったり、ご遺体搬送費や保管用ドライアイスなど装具関係が予算に組み込まれていない場合は必ず質問をしてみましょう。
見積もりが適正価格かわからないときは、24時間365日、お電話で見積もりの問合せができる葬儀の一括見積もりサービスを活用してみても良いかもしれません。

葬儀費用を抑えたければ、区民葬・市民葬の活用を検討

各自治体が統一価格を設定した葬儀プランがあり、自治体と提携している葬儀社が担当。区民、市民の葬儀費用の軽減を目的にして誕生した制度なので、葬儀費用は比較的安価におさまります。

例えば、東京都では区民葬儀券を発行しています。区民葬儀券を使った場合の葬儀費用は下記のとおりです。

区民葬儀券通常長尺棺
A1券(金襴5段飾)28万3,800円29万5,800円桐張棺
A2券(金襴4段飾)23万6,000円24万8,000円桐張棺
B券(白布3段飾)12万4,000円15万6,000円通常サイズはプリント棺桶、長尺棺は桐張棺
C券(白布2段飾)9万1,000円12万3,000円通常サイズはプリント棺桶、長尺棺は桐張棺
※(別途消費税)

A1券
A券

A2券
A2券

B券
B券

C券
C券

★ 霊柩車(れいきゅうしゃ)運送料金
普通霊柩車 ※(別途消費税)
10kmまで 1万4,160円
20kmまで 1万7,760円
30kmまで 2万1,360円

★ 火葬料金 ※(非課税)
大人 5万3,100円
子ども 2万9,000円

★ 遺骨収納容器代 ※(別途消費税)
大人用
2号一式 1万900円
3号一式 9,800円

子ども用
6号一式 2,300円

相続博士
斎場使用料、お花代などは別途必要じゃぞ

区民葬儀券で利用できるのは、祭壇料金、霊柩車運送費、火葬料金、遺骨収容容器代のみ。その他の葬儀費用は別途支払いが発生します。区役所の生活福祉課や各総合支社戸籍係などでパンフレットを配布しておりますので、気になる方は確認してみましょう。

葬儀社に行く前に考えておきたいこと

葬儀社ではご家族の希望条件にあわせて葬儀をプランニングします。このため、どのような葬儀を行いたいか家族でイメージを共有しておくと良いでしょう。以下のようなことを考えておくとスムーズに話を進められると思います。

■ 葬儀の形式(家族葬、一日葬など)
■ 葬儀会場 (葬祭ホール、公共施設、自宅、寺院など)
■ 宗教
■ 参列者の人数予想
■ ご予算

葬儀の形式は下記のように異なります。

葬儀の種類参列者平均日数
一般葬109名2日間
家族葬29名2日間
一日葬22名1日間
直葬(火葬式)7名1日間
※ 参列者平均は鎌倉新書調べ
お葬式

一般葬とは

通夜と葬儀・告別式を行うスタンダードな形式の葬儀です。家族や親せきはもちろん、友人、職場関係者、ご近所の方など亡くなった方とご縁があった方と最期のお別れをします。多くの参列者が見込まれるため、葬儀前の準備が大変なことがデメリット。地方の場合は駐車場手配や案内看板等の準備が必要になるケースもあります。

家族葬とは

一般参列者は呼ばずに、家族、親族、深い交友関係のご友人の方など身内のみで行う葬儀です。シンプルなため一般葬より費用が安く抑えられることが多いのですが、あとから「なぜ、呼んでくれなかった?」とトラブルに発展したり、後日、お別れのごあいさつにいらっしゃる方の対応が発生する可能性もあります。参列者が少ないため親しい身内でゆったりを亡くなった方とお別れの時間を過ごすことができます。

一日葬とは

通夜は行わず、葬儀・告別式のみ行う形式です。比較的新しく誕生したスタイルで、遠方の方の葬儀やご高齢の方、お仕事が忙しく時間が作れない方には負担が少なく葬儀を行うことが可能。ご家族、ご親族を中心に本当に近しい関係者のみでお別れを行います。

直葬(火葬式)とは

通夜、葬儀・告別式は行わず、火葬のみ行う形式です。もっとも安価な葬儀ですが、ご親族や地域の方のご理解や、菩堤寺の理解が得られないとあとあとトラブルに発展するケースもあります。お寺のお墓の有無なども確認しておきましょう。

関係者への伝達事項(葬儀などの案内含む)

葬儀の案内もあわせてご連絡する場合は、下記のような事項をご報告します。

■ 死亡日時
■ 死亡した方の氏名・享年
■ 続柄
■ 死因(伝えたくない場合は伝えなくてもOK)
■ 通夜の日時・住所
■ 葬儀、告別式の日時・住所
■ 喪主の氏名

訃報を受けた方は場合によって、弔電の手配をされる方もいらっしゃるので、その場合は電話番号も必要に応じて明記すると良いでしょう。ご案内の書き方は葬儀社の方がアドバイスをくださるので、気になることは相談しながら進めると良いでしょう。

葬儀までの流れ

葬儀の流れ

葬儀社へ依頼

葬儀社に葬儀を依頼します。葬儀社はお葬式のプロ。流れや手続きについても疑問点は質問しておきましょう。今後の流れや日程、葬儀内容を打合せし、葬儀に向けて準備を進めていきます。

また、突然の家族の死で、急に葬儀社を決めることができない場合は遺体の搬送を先に行っても問題ありません。病院の安置室の状況などに応じて対応していきましょう。

遺体の搬送

遺体を病院から安置所へ搬送します。病院外へご遺体を運ぶ際には「死亡診断書」が必要。医師が死亡を確認した書類で病院で交付してくれます。このあとも使う大切な書類なので忘れずに保管をしておきましょう。

遺体を運ぶには遺体搬送車の手配が必要ですが、この時点で、まだ葬儀社が決まっていないケースもあるでしょう。その場合は、遺体搬送車のみ病院で提携している葬儀社を紹介してもらえばOK。病院のスペースによっては急いで搬送しなければならないケースもあります。搬送のみ依頼するときは、必ず、「搬送のみのお願いです」と、ハッキリ伝えましょう。搬送、葬儀とすべてを依頼されたと思われてしまうと割高な葬儀を行うことになってしまうかもしれません。

納棺

亡くなった家族をお棺に納めます。通常、通夜の前日もしくは当日の日中に30分~40分程度かけて実施。亡くなった家族の体をキレイにし、死装束を着せて棺に入れていきます。2008年に映画「おくりびと」が話題となりました。納棺の儀を行う納棺師がテーマの作品。この映画を見ると、どのようなことが行われるのかイメージが沸きやすいです。

今は、葬儀社のスタッフの方が行ってくれることが多いです。以前は、家族や親族、親しい友人や知人が納棺の儀を行っていました。
大切な家族が亡くなって旅立ちの支度をすることはとても悲しく喪失感を受けることですが、これからも生きていく人にとっては大切な儀式。もし、可能であれば葬儀社の方に相談のうえ、少しでもお手伝いをさせていただくことをおススメします。納棺は最期の旅立ちの準備。「今までありがとう」の気持ちを込めて大切な故人を送り出せると良いですね。

なお、死装束だけでなく生前のお気に入りの服などでもお見送りをすることが可能です。親族と相談をしながら準備を進めていきましょう。

相続博士
故人の愛用品なども納棺できるぞよ。天国でも寂しくないように持たせてあげるのじゃ

納棺の際は副葬品として、亡くなった家族が大切にしていたものをいれることができます。ただし、火葬の関係で、メガネや指輪などの金属類や、ガラス・電池など燃えにくい物、危険物などは納棺することができません。

通夜・告別式

葬儀の形もさまざま。一般的に、「一日葬」「直葬(火葬式)」では通夜は行いません。また、直葬は葬儀・告別式も行いません。準備や進め方は葬儀社のスタッフの方が説明をしてくれますので、あまり心配はいらないでしょう。

 一般葬家族葬一日葬直葬
通夜
葬儀・告別式
相続博士
葬儀を行うまでは以上じゃ

大切な家族が亡くなって、はじめての葬儀ではわからないことばかり。大きな悲しみと不安を抱えての葬儀の準備は大変なことも多いかと思います。
大まかな流れと全体像をつかんでおくことで、「いざ」という時に、いつ、何をすればよいか整理がつき少し落ち着けるかもしれません。はじめての葬儀でも焦らず大丈夫。葬儀のあとにやることについては、また別記事でご紹介をしていきたいと思います。

【参照記事】
死亡後に家族が行う必要がある手続き一覧はこちら

死亡後に家族がもらえる・引き継ぐ手続きはこちら

タグ: 葬儀
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