空き屋と固定資産税

過疎と空き家

「核家族」と言う言葉が定着してだいぶ経ちますが、世の中では今や三世代が同居したり、子宝に恵まれたいわゆる「大家族」と呼ばれるような家庭は少なくなっているのではないでしょうか。

ましてや「老老介護」という言葉も生まれる世の中、歳を取った行く末の生活にはあまり夢も希望も持てないと嘆く人が多くいるのは確かです。

そんな中、5年に1回実施される最新の国勢調査(2010年度版)からは総数約1億2806万人の人口を掴み取ることができ、それを基に将来の人口をシュミレーションしたところ、2030年には1億1522万人に、2060年ではさらに9000万人を割り込むまでの勢いで減少、その頃になると日本人は8674万人に減ることが推測されるというのです。

人が賑わい活気溢れる町並みが見られたのは昔の話、次第に若者が遠のき、気が付けば右を見ても左を見ても老人の姿ばかりが目に付き、北海道の夕張市を襲った過疎化が足早にあなたの町にもやって来ないとも限らないのが今の日本の現状です。

相続人がいない!

ここ「東京」でも例外ではなく、人と人との絆が薄れるなかその危険性が次第に増しています。

例えば、同じマンションに住む隣人の顔も素性もイマイチよく分からないとか、長いこと空き家状態で人けがまったくなく所有者を付きとめるのも難しい家や土地が急増、多くの都市でも人口の減少が著しく財産を処分するにしても相続する妻子もいない、仮にいるとしても絆の糸をたぐり寄せて居所を見つけ出すのはもはや困難な時代だといいます。

そうでなくても人との交わりやコミュニケーションを煙たがり個人主義を通す現代「家」という囲いにもさほど魅力を感じないせいかあまり執着はないようです。

結婚しない人や子どもを持たずに自由な生活を楽しむ人が増える中、総務省の発表によると全国の空き家は2008年の時点で757万戸、この10年間でなんと!180万戸の増加になるそうです。

こうした裏には固定資産税の仕組みが深く絡み合い、すべて計算ずくだといいます。

空き家と固定資産税

固定資産税には「住宅用地特例」といって、住宅用で利用している土地に関しては税金が安くなるということなので、親が亡くなった実家に戻ってくる子どもも少ない昨今、お金を出してまで家を取り壊すよりもそのまま放置しておく人が少なくないといいます。

中には相続人が分からず処分の下しようがないまま残されてしまった家もあるようですが、こうした野ざらしになった所有者不明の家や土地はこれからもますます増え続け、2050年には手続き上の数字だけでも今の4倍の約4万5000件に膨らむと国土交通省は踏んでいます。

「秋深き、隣は何をする人ぞ」せめて家族とは連絡を取り合いたいものです。

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