遺産分割を禁止する3つの方法

遺産分割を禁止することは可能です。

遺産分割は、被相続人(亡くなった方)が亡くなって相続開始したら、いつでも行うことができます。
いつまでにしなければいけないという時間の制限はありません。

ただし

  • 相続人が未成年なので判断する力が身につくのを待ってから遺産分割させたい場合
  • 相続開始したら、すぐに遺産分割すると相続争いが深刻化してしまいそうな場合

など一定の期間は、遺産分割を禁止することでメリットがあるといえます。

また、相続人の資格や遺産の範囲という遺産分割にかかる問題について争いがあり、裁判となっている場合も、この裁判の結果が出てから遺産分割をしたほうが良いと考えられる場合もあります。

遺産分割は、3つの方法で止められる

1.遺言による遺産分割禁止

被相続人は、 遺言の内容として5年以内の期間を定めて、 遺産の全部又は一部について遺産分割することを禁止することが可能とされています。

被相続人が、遺産分割の禁止をしたい場合は、必ず遺言でしなければいけません。遺言以外の方法で生前に遺産分割の禁止をすることはできないのです。

2.家庭裁判所の調停や審判による遺産分割禁止

相続が開始されたあとに、相続人に未成年者がいたり、すぐに遺産分割を行なうと相続争いが深刻化しそうだったり、すでに遺産について裁判となっていたりする場合には、家庭裁判所は、調停や審判で遺産の全部又は一部について、期間を定めて遺産分割を禁止することができます。

原則、遺産分割禁止は、5年を超えない期間で定めるとされています。

3.遺産分割協議による遺産分割禁止

遺産分割協議で相続人全員が合意すれば、遺産分割の禁止することができます。

被相続人が残してくれた遺産を、相続人が全員で継いでいくことを考えている場合や、遺産をすぐに分割しないほうが良いと考えられる場合などは、相続人全員の合意があれば「5年を超えない期間で遺産分割をしない」と定めることができます。

さらにこの場合は、相続人全員が合意していれば、期間を更新することが可能とされています。

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